ANAアメックス(年会費税抜き7,000円)は、ANAをよく利用する人におすすめのクレジットカードです。
その理由は、ANA関連のサービスを利用する時にボーナスマイルを獲得でき、ANAの系列店を利用するときには割引サービスを受けられるからです。
ただクレジットカードの仕組みが複雑で、全てのサービスを把握するのは難しいです。
そこでこの記事ではANAアメックスのメリット、デメリット、口コミ、付帯サービスなどを分かりやすく解説します。
- ANAアメックスの6つの特典・メリット
- ANAアメックスの3つのデメリット
- ANAアメックスの口コミ・評判
- ANAアメックスとANAアメックスゴールドを表で比較
- ANAアメックスの空港サービス
- ANAアメックスの旅行先サービス
- ANAアメックスの旅行傷害保険(利用付帯)
- ANAアメックスのセキュリティ・プロテクション
- ANAアメックスのショッピング・娯楽サービス
- 電子マネーは「Apple Pay」に対応
- ANAアメックスの家族カードについて
- ANAアメックスの審査は少し厳しめ
- ANAアメックスの利用限度額はなし
- ANAアメックスのポイントについて
- ANAアメックスの解約・退会
- ANAアメックスの損益分岐点
- ANAアメックスはこんな人におすすめ!
ANAアメックスの6つの特典・メリット
ANAアメックスを発行するメリットは、以下の6つです。
- ANAグループでの利用でポイント1.5倍
- ANAカードマイルプラス提携店での利用でポイント2倍
- ANAグループ便の利用で、10%のボーナスマイル獲得
- ANAグループでの買い物で5%から10%の割引を受けられる
- 継続ボーナスマイル1,000マイルプレゼント
それぞれのメリットに解説します。
メリット1、ANAグループでの利用でポイント1.5倍(ウェブ予約含む)
ANAグループでの買い物にANAアメックスカード利用すると、得られるポイントが1.5倍になります。
対象となるサービスは、ANA航空券、パッケージ旅行、そして機内販売です。
メリット2、ANAカードマイルプラス提携店での利用でポイント2倍
ANAカードマイルプラス提携店でANAアメックスを利用すると、得られるポイントが2倍になります。
ポイントアップの対象となるのはANAアメックスを利用した時だけで、電子マネーによる支払いではポイントは増えません。
ANAカードマイルプラス提携店について知りたいなら、ANA公式の「ANAカードマイルプラスで貯める」をご覧ください。
メリット3、ANAグループ便の利用で、10%のボーナスマイル獲得
ANAアメックスを保有していると、ANAグループ便を利用するときにフライトマイルの10%分のボーナスマイルを獲得できます。
ANAフライトマイルの計算方法は複雑です。具体的にどれぐらいのマイルがもらえるのか知りたい場合は、ANA公式の「マイルの積算条件」のページをご覧ください。
メリット4、ANAグループでの買い物で5%から10%の割引を受けられる
ANAグループで買い物するときに、ANAアメックスを提示することで、5%から10%ほどの割引を受けられます。
対象となるサービスは以下のとおり。
- ANA FESTAでの買い物料金が10%オフ
- ANA SKY SHOPの機内販売が10%オフ
- ANAオンラインショップ「A-style」で5%オフ
メリット5、継続ボーナスマイル1,000マイルプレゼント
ANAアメックスを継続利用することで、ボーナスマイル1,000マイルがプレゼントされます。
ボーナスマイルがもらえるタイミングは、年会費を支払ってから1、2ヶ月後です。
ANAアメックスの3つのデメリット
ANAアメックスのデメリットは以下の3つです。
- ポイント移行コースの年会費が高い(年間6,480円)
- ANAラウンジは無料で使えない
- 他の航空会社を利用しても、ポイントが貯まりにくい
ここからはANAアメックスのデメリットを解説します。
デメリット1、ポイント移行コースの年会費が高い(年間6,480円)
ANAアメックスで貯めたポイントをANAマイルに移行するには、ポイント移行コースに加入する必要があります。
問題は、そのポイント移行コースの年会費が6,480円と高額であることです。
そのためポイントをたくさん取得してANAマイルに交換しないと、年会費の元を取ることができません。
その一方で、ポイント移行コースには、ポイントの交換レートが高くなるというメリットもあります。
アメックスのポイントサービスをよく利用する人にとっては便利なサービスと言えます。
デメリット2、ANAラウンジは無料で使えない
ANAアメックスを発行しても、ANAラウンジを無料で利用できません。
利用できるのは一般的なゴールドカードによく付帯されている、普通の国内の空港ラウンジだけです。
もしANAラウンジを利用したいのであれば、ANAアメックスプレミアムを発行しましょう。ただし年会費は15万円と非常に高額なので、収入に余裕のある人向けです。
デメリット3、他の航空会社を利用しても、ポイントが貯まりにくい
ANAアメックスは、ANAマイルを貯めることに特化したカードです。そのため他の航空会社を利用しても、あまり効率よくポイントを貯められません。
もし他の航空会社もよく利用するのであれば、SPGアメックスやスカイトラベラーなど航空会社と提携していないカードを利用しましょう。
航空会社特有のサービスは受けられませんが、ポイントの貯めやすさはANAアメックスよりも上です。
ANAアメックスの口コミ・評判
ANAアメックスのメリット・デメリットなどを解説してきましたが、筆者1人だけの意見だとどうしても商品を褒める方向に偏ってしまいます。
そこで第三者の意見を取り入れるべく、口コミを掲載することにしました。口コミのソースは価格.comです。
良い口コミ
- デザインが上質でおしゃれ
- ポイント移行コースに登録すれば、ポイントが無期限に
- 空港ラウンジが無料で使える
- 年会費はアメックスにしては安い方
ANAアメックスの口コミの中で意外だったのが、デザインに関するものです。青くて落ち着いた感じのデザインなので、嫌味ったらしい感じがせず、ビジネスシーンでも自然に使えます。
また年会費は7,000円ほどしますが、空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードとしては安いほうです。
それと有料ではあるものの、ポイント移行サービスに登録すれば、ポイントが無期限になるのも高評価です。旅行なんてそう頻繁にするものでもないですから、ポイント交換は数年に1回で十分だという人も多いのでしょう。
悪い口コミ
- ウェブサービスが使いにくい
- ポイント移行コースの年会費が高い(年間6,000円程度)
- 入会キャンペーンの一方的な打ち切り
ANAアメックスの悪い口コミで目立ったのが、ウェブサービスに関するものです。ウェブサービスの使い勝手がよくない、画面が見づらいといった苦情が出ています。
それとポイント移行コースの年会費が高いのもネックです。年間6,000円も取られるとなると、かなりのポイントをマイルに交換しないと割に合いません。
ANAアメックスには、入会キャンペーンを一方的に打ち切った過去があります。
ただこれは、制度を悪用してマイルを荒稼ぎしようとする人たちを止めるためのものでした。ANAアメックスの運営はしっかりしているので、ご安心ください。
ANAアメックスとANAアメックスゴールドを表で比較
ANAアメックスゴールドは、ANAアメックスの上位互換となるカードです。
年会費は3万円と高額ですが、ポイントが無期限になる上に、ANAマイルが貯まりやすくなります。
ANAアメックス | ANAアメックスゴールド | |
年会費 | 7,000円(税抜き) | 31,000円(税抜き) |
家族カード年会費 | 2,500円(税抜き) | 15,500円(税抜き) |
キャンペーンポイント | 35,000ポイント | 60,000ポイント |
ANAグループ利用 | ポイント1.5倍 | ポイント2倍 |
ポイントの有効期限 | 3年間 | なし |
フライトマイルボーナス | 10% | 25% |
保険の自動付帯 | なし | あり |
ANAアメックスの空港サービス
ANAアメックスで利用できる空港サービスは以下のとおりです。
- 空港ラウンジの無料利用
- 空港パーキングの料金割引
- 空港クロークサービス(無料で荷物2つまで)
- 手荷物無料宅配サービス(帰国時のみ)
- SKiPサービス(カード認証で搭乗手続きが不要に)
今からそれぞれのサービスを解説します。
空港ラウンジの無料利用
アメックスカードを持っていると、国内外30空港の空港ラウンジを無料で利用できるようになります。同伴者も1名までなら無料です。
空港ラウンジを利用するときは、アメックスカードと搭乗券を提示しましょう。
利用できる空港ラウンジについては、アメックス公式の「空港ラウンジ」をご覧ください。
空港パーキングの料金割引
カードをもっていると、空港近くのパーキングエリアを割引料金で利用できます。
サービスの対象となるのは、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、福岡空港の4空港です。
詳細はアメックスの「空港パーキング」のページをご覧ください。
空港クロークサービス(無料で荷物2つまで)
クロークサービスは、空港に手荷物を預かってもらえるサービスです。空港での待ち時間に、買い物や食事を楽しむときに便利です。
アメックスカードを提示すれば、このクロークサービスを無料で利用できるようになります。預かってもらえる荷物の数は、カード会員1名につき2つまでです。
ただしこのサービスが使えるのは、中部国際空港と関西国際空港のみです。
手荷物無料宅配サービス(帰国時のみ)
手荷物無料宅配サービスは、海外からの帰国時にスーツケース1個を無料で自宅に配送してもらえるサービスです。
ただしこのサービスを利用できる空港は、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港の3空港のみです。
利用するときは前もって電話かウェブサイトで予約しておきましょう。
SKiPサービス(カード認証で搭乗手続きが不要に)
SkiPサービスは、ANA航空便を利用する時に、事前に予約を済ませておけば、空港での搭乗手続きが不要になるサービスです。
ANAアメックスの旅行先サービス
ANAアメックスで利用できるトラベルサービスは以下の通りです。
- レンタカーの料金割引(国内利用のみ)
- グローバル・ホットライン(海外での日本語サポート)
- 海外用レンタル携帯電話の料金割引
- トラベル・サービス・ロケーション
- カーシェアリング「タイムズ カー プラス」の発券手数料1,550円(税込み)が無料
今からそれぞれのサービスを解説します。
レンタカーの料金割引(国内利用のみ)
ANAアメックスを持っていると、国内利用時のレンタカー料金が5%オフになります。
割引対象となるのは以下の5社です。
- オリックスレンタカー
- トヨタレンタカー
- 日産レンタカー
- ニッポンレンタカー
- タイムズ カー レンタル
詳しくは公式の「レンタカーの国内利用」をご覧ください。
グローバル・ホットライン(海外での日本語サポート)
グローバル・ホットラインは、海外の旅行先でわからないことがあった時に日本語サポートを受けられるサービスです。
24時間通話料が無料ですが、日本国内では利用できません。
海外用レンタル携帯電話の料金割引
アメックスカードを持っていると、海外用レンタル携帯電話の料金の割引を受けられます。具体的にはレンタル料が半額になり、通話料も10%引きになります。
ただしこのサービスが利用できるのは、成田国際空港、関西国際空港、羽田空港(国際線ターミナル)の3空港だけです。
トラベル・サービス・ロケーション
トラベル・サービス・ロケーションは、トラベラーズ・チェック(小切手)を現地通貨に換金できる施設を探すサービスです。
カーシェアリング「タイムズ カー プラス」の発券手数料1,550円(税込み)が無料
アメックスカードを持っていると、カーシェアリング「タイムズ カー プラス」の発券手数料1,550円(税込み)が無料になります。
ただし手数料を無料にするには、アメックスの専用サイトからアクセスし、支払いもアメックスカードにする必要があります。
ANAアメックスの旅行傷害保険(利用付帯)
ANAアメックスに付帯される旅行傷害保険は以下の6つです。
- 傷害死亡・後遺障害保険金:最高3,000万円
- 傷害治療費用保険金:最高100万円
- 疾病治療費用保険金:最高100万円
- 賠償責任保険金:最高3,000万円
- 携行品損害保険金:1旅行中最高30万円(年間100万円まで)
- 救援者費用保険金:保険期間中最高200万円
ANAアメックス保険は利用付帯なので、旅費をカードで支払わないと保険が適用されません。
自動付帯にしたいなら、ANAアメックスゴールドを発行しましょう。医療保険も300万円と高額で、アメリカで治療を受けても安心です。
では、それぞれの保険内容を解説しますね。
傷害死亡・後遺障害保険金:最高3,000万円
傷害死亡・後遺障害保険金は、旅行中の事故で死亡したとき、もしくは後遺症を患ったときに支払われる保険金です。
傷害治療費用保険金:最高100万円
傷害治療費用保険金は、海外旅行中の事故でケガをしたとき、その治療費に支払われる保険金です。
疾病治療費用保険金:最高100万円
疾病治療費用保険金は、海外旅行中に病気になったとき、その治療費に支払われる保険金です。
妊娠、歯の病気、旅行前に発症していた病気は、支払いの対象外となります。
賠償責任保険金:最高3,000万円
賠償責任保険金は、海外旅行にうっかり誤って他人をケガさせたり、他人のものを壊してしまったりしたときに支払われる保険金です。
携行品損害保険金:1旅行中最高30万円(年間100万円まで)
携行品損害保険金は、海外旅行中に貴重品を盗まれたり壊されたりした時に支払われる保険金です。
航空券やホテルの宿泊券、パスポート、カメラやスマートフォンなどが該当します。
救援者費用保険金:保険期間中最高200万円
海外旅行中に旅行者が遭難、入院、死亡した場合、ご家族や友人が現地の病院に駆けつけることになります。
その経済的な負担を肩代わりしてくれるのが、救援者費用保険金です。
ANAアメックスのセキュリティ・プロテクション
ANAアメックスを発行すると、以下のセキュリティサービスも適用されます。
- 不正プロテクション
- カード紛失・盗難の場合の再発行
- オンライン・プロテクション(ネットの不正利用を補償)
- ショッピング・プロテクション(商品の破損・盗難を補償)
- American Express SafeKey(ワンタイムパスワードによる認証)
キャンセル・プロテクションを利用したいなら、ANAアメックスゴールドを発行しましょう。
では、それぞれのプロテクション内容を解説します。
不正プロテクション
カードが不正利用されると、すぐに利用者に警告し、新しいカードの発行などを促してくれます。
もちろん不正利用の損害額はアメックスが負担してくれます。利用者が泣き寝入りする心配もないですよ。
カード紛失・盗難の場合の再発行
カードを紛失したり、盗まれたりした場合は、アメックスに連絡することで、すぐに新しいカードを再発行してもらえます。
オンライン・プロテクション(ネットの不正利用を補償)
オンライン・プロテクションは、インターネットでの不正利用の損害額を補償してもらえるサービスです。
これでインターネット・ショッピングも気軽に楽しめるようになりますね。
ショッピング・プロテクション(商品の破損・盗難を補償)
ショッピング・プロテクションは、商品の破損・盗難による損失を補償するサービスです。
カードで購入した商品が壊れたり盗まれたりした場合、購入日から90日間、年間200万円まで補償してもらえます。免責金額は1事故1万円。
American Express SafeKey(ワンタイムパスワードによる認証)
American Express SafeKeyは、カードでオンラインショッピングをする時に本人認証を行うサービスです。
利用者のメールアドレスにワンタイムパスワードを送り、利用者がそれを入力画面に打ち込む2段階認証です。
そのためカードの情報を盗まれても、第三者の不正利用を未然に防げます。
ANAアメックスのショッピング・娯楽サービス
ANAアメックスで利用できるショッピング・娯楽サービスは以下のとおりです。
- チケット・アクセス(チケットの先行購入・良席の案内)
- ダイニング・トレンド(レストラン検索サイト)
チケット・アクセス(チケットの先行購入・良席の案内)
チケット・アクセスでは、アメックスカード会員限定でチケットの先行予約ができます。
他にも会員向けに良席を確保できたり、ドリンクや食事などの特典も受けられます。
ダイニング・トレンド(レストラン検索サイト)
ダイニング・トレンドは、アメックスとぐるなびが共同で作ったレストラン検索サイトです。
思わずレストランに行きたくなる「トレンド・レポート」なども発信しています。
電子マネーは「Apple Pay」に対応
ANAアメックスは、電子マネー「Apple Pay」にも対応しています。
Apple Payを利用すれば、iPhoneやApple Watchを店舗の端末にかざすだけで簡単に決済ができます。ただし使える端末は、iPhone7以上、もしくはApple Watch2以上です。
Apple Payは、QUICPayの使えるお店で利用できます。例えばマクドナルド、ユニクロ、大手スーパー・コンビニなどですね。
ANAアメックスの家族カードについて
ANAアメックスでは家族カードも発行できます。年会費は税抜き2,500円。
家族カードを発行するメリットは以下のとおり。
- カード利用100円につき1ポイント
- ANAグループ利用でポイント1.5倍
- カード発行1枚につき1,000ポイントプレゼント
- トラベルサービスが付帯(手荷物無料宅配サービス、旅行傷害保険)
- カードプロテクションが付帯(オンライン・プロテクション、ショッピング・プロテクション)
- グローバル・ホットライン(海外での日本語サポート)
特に重要なのが旅行傷害保険とグローバル・ホットラインです。
旅行傷害保険に加入していれば、海外旅行中に怪我や病気をして高額の医療費を請求されても、あとでその費用をカバーしてもらえます。
またグローバル・ホットラインを利用すれば、海外の旅行先で日本語のサポートを受けられます。特にカードやパスポートを紛失したときに重宝するはずです。
ANAアメックス家族カードを発行するなら、公式サイトの「家族カードのご案内」をご覧ください。
ANAアメックスの審査は少し厳しめ
ANAアメックスの審査は他のクレジットカードと比べて厳しめで、申込基準は以下の通りです。
- 20歳以上であること
- 定職についていること(パート・アルバイトは不可、自営業はOK)
- フルタイムの派遣社員・契約社員もOK
- 専業主婦もOK(ただし夫の収入次第)
- 年収の目安は300万円、勤続年数の目安は3年
審査の条件として収入が安定していることをあげており、パートやアルバイト、無職の人ではANAアメックスの審査に申し込むことができません。
ANAアメックスの利用限度額はなし
ANAアメックスにはカードの利用限度額が設定されていません。これは他のアメックスカードでも同様です。
アメックス公式も、限度額に関しては以下のように言及しています。
アメリカン・エキスプレスのカードは、不意のお買物の場合にもご利用いただけるよう、ご利用限度額に一律の制限を設けておりません。ご利用限度額につきましては、個々のカード会員様のご利用状況や、お支払い実績などによって異なります。
だが本当に限度額が無限に使えるわけではなく、カード会員ごとに裏の限度額のようなものが設定されています。
利用限度額を確認する方法
裏の限度額を確認するには、アメックス公式サイトの「カードご利用可能額の確認」にアクセスします。
例えばそこに200万円を入力しOKが出れば、その人の利用限度額は200万円ということになります。
ちなみにこの裏の限度額は最初のうちは数十万円と少額に設定されており、カード使っていくにつれて限度額が増えていきます。利用者の経済力にもよりますが、最大で500万円に到達するケースもあります。
アメックスのカードの利用限度額を増やしたいなら、カードを長期間にわたって利用し、信用を少しずつ貯めていきましょう。
ANAアメックスのポイントについて
ANAアメックスで貯めたポイントは、ANAマイルと交換できます。
もちろんポイントをマイルに交換せずに、アメックス内で使うのもありです。
ここからはANAアメックスのポイントについて軽く解説します。
ポイントの貯め方
ANAアメックスポイントの代表的な貯め方は以下の通りです。
- キャンペーンによるポイントを獲得する(合計35,000ポイント)
- ANAの特典・ポイントボーナスを活用する
- 継続ボーナスマイルを獲得する(1,000マイル)
- 毎日の買い物でANAアメックスカードを利用する(100円=1ポイント)
ポイントの使い方
ANAアメックスポイントの代表的な使い方は以下の通りです。
- ポイントをANAマイルに移行する
- ポイントを支払いに利用する(ポイントフリーダム)
- アメックスのアイテムと交換する
ポイント移行コースについて
ポイント移行コース(年会費税抜き6,000円)に加入すると、ANAアメックスで貯めたポイントをANAマイルに交換できるようになります。
それ以外にもポイントを支払いに利用するときの交換レートが大きくアップするというメリットもあります。
そのため、ANAアメックスポイントを有効活用するなら、ポイント移行コースに加入しておくとお得です。
ANAアメックスの解約・退会
ANAアメックスカードの解約は電話で行います。残念ながらインターネットでの解約手続きはできません。
ANAアメックスのカード裏面に記載されてある電話番号にかけて、解約手続きを申し込みます。
アメックスのお問い合わせ窓口の電話番号は、カードの種類によって異なるので、かけ間違いのないようお願いします。
ANAアメックスを解約するなら、アメックス公式の「お問い合わせ窓口」にアクセスしてください。
ANAアメックスの損益分岐点
ANAアメックスはANAマイルが貯まりやすいカードですが、それでも他のクレジットカードと比べると年会費は高めです。
もしポイントだけで年会費の元を取るなら、どれぐらいカード利用すればいいのでしょうか?
ここからはANAアメックスの損益分岐点についてお話しします。ただ1年目だけはボーナスマイルがあるので、1年目と2年目以降は分けて考えます。
1年目はボーナスマイル(35,000ポイント)で元が取れる
ANAアメックスの年会費は7,700円です。そしてポイント移行コースの年会費は6,480円なので、2つを合わせた実質的な年会費は1万4,040円です。
ANAアメックスのポイントをフル活用するなら、ポイント移行コースの加入は必須なので、ここでは年会費に含めて考えます。
ANAアメックスに加入すると、1年目のボーナスマイルとして3.5万マイルもらえます。1マイル1円と計算して、3.5万円のキャッシュバックがあるとすれば、年会費のもとは十分に取れます。
したがってANAアメックスの1年目の損益分岐点は0円です。
2年目の損益分岐点は87万円
2年目以降はキャンペーンによるボーナスマイルがなくなるので、損益分岐点はかなり高くなります。
まず年会費とポイント移行コースの年会費を足して、実質的な年会費は1万4,040円とします。
7560+6480=14040
ANAアメックスを継続利用すると継続利用ボーナスとして1,000マイルもらえるため、1万4,040円から実質1,000円分を差し引きます。その答えは1万3,040円です。
14040-1000=13040
ANAグループでANAアメックスを利用した時の還元率は1.5%です。1万3,040円を1.5%で割ると、答えは86万9,000円になります。
13040/1.5%=869000
したがって、ANAアメックスの2年目の損益分岐点は87万円となります。
ANAアメックスはこんな人におすすめ!
ANAアメックスカードはこんな人におすすめです。
- 航空会社にANAをよく利用する人
- ANAグループで買い物をよくする人
- ANAマイルを大量にゲットしたい人(キャンペーンで4万マイル)
ANAアメックスカードは、ANAをよく利用する人にとって相性の良いカードです。
ANAグループを利用することでポイントが1.5倍、提携店の利用ならポイントが2倍になります。
さらにANAグループのショップで買い物すると、商品の5%から10%ほど安くなります。ANAのお店でお土産を買ったり、機内販売をよく利用する人には最適です。
ポイント移行コースの年会費が6,480円と高いのは残念ですが、それは差し引いてもANA利用者であれば元を取れるはずです。
旅行や出張などでANAを利用することが多い人は、ぜひともANAアメックスカードをご検討ください。